久保こーじのBUZZ LEAGUE

AKAI MPC60Ⅱ & AKAI S1100　[diary] [編集]

アレンジ作業をしていて、煮詰まって(^^;) なんかにすがる思いで倉庫から引っ張り出してきた↑AKAI MPC60Ⅱ（右）とAKAI S1100（左）。電気入れたの10年ぶりくらいだろーか。

どちらの機材も、中に音源は入っていなくて、データをロードしてはじめて音が出るサンプリングマシンです。フロッピーディスクからですけど。MPC60Ⅱは見ての通り、パッドが付いていて、リズムボックス的な使い方が出来るんですね。MPCの最新機種はMPC5000（だったかな・・・）になっているんだけど、それよりかなり前の機種MPC2000は、ヒップホップやR&Bなどのジャンルで、今もバリバリ現役で働いてます。

楽器は古いからダメってコトもなく、時代を代表するような音色を持っていたり、その機種でしか出ない音色があります。 MPC60ⅡもS1100もデジタル楽器だけど、強い個性を持った、素晴らしい楽器たちでした。

ドラムの打ち込みやドラムキットの再生に、出番をお願いしたMPC60ⅡとS1100だったんです。

したら、簡単でないのよ、さすが古い御大の楽器さんたち。

MPC60Ⅱは、液晶画面のバックライトが切れてたらしい。暗くて、なんも見えないんだモン。そこで登場が、乾電池式LEDランタン↓



バックライトが切れてるならフロントから照らせ！と、液晶画面をランタン抱えてのぞき込みました(^^;)まーなんとか見えたんですけどね。片手がふさがるんで不便で仕方ない。さすが御大、オレを使うなら気をつかえ、と。

液晶画面のみならず、MIDIまわりの調子もイマイチで、MPC60Ⅱは、アレンジ作業の大半を機材チェックとトラブル解決に費やしました。やっぱそーでなきゃ、古い機材は。ふ〜。

悪戦苦闘のAKAIくんたちだったんだけど、音の方は、名機の呼び声に偽りなく、素晴らしいサウンドでした。昔は使い倒してたってのもあるけど、思った音や想像を裏切らない、頼もしいヤツらでした。

まぁ、古くさい音には違いないんですが(^^;)
使いどころを間違わなければ、まだまだ現役やっていけそうです。

長いコト使ってなかったんで、MPC60ⅡとS1100、倉庫の奥ぅの方にしまってあったんです。いろんな機材でいっぱいいっぱいの倉庫ですから、カラダをよじらせなんとかたどり着くような深ぁい場所に。MPC60Ⅱを引っ張り出して、ちょっと気が緩んぢゃったんですね、S1100を持ち上げた時にまた腰がグキっと・・・(T_T)

まぁそんな重傷ではないグキでしたけど、今回は。
御大の楽器たちにやられた、蒸し暑い1日でした・・・。