Music Design [diary]
非常事態宣言解除の後、感染拡大に一段落したかに見えた新型コロナウィルスだけど、7月後半になって東京のみならず全国で第2波とみられる感染者数の増加。安心して過ごせない日々が今もなお続いています。
新型コロナウィルス感染でお亡くなりになった方々のご冥福を祈るとともに、ウイルスと闘病中の皆さまにお見舞い申し上げます。治療に関わる医療従事者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
1日も早く治療薬とワクチンが開発されて、新型コロナウィルスとの戦いに勝利し終わりますように。
大雨が、九州をはじめ各地に甚大な被害をもたらしました。
令和2年7月豪雨でお亡くなりになった方々のご冥福を祈るとともに、被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。コロナ禍の中、復旧活動や避難所生活など、ご苦労も多いだろうと思います。まだしばらくは雨の予報もあるようで、ご注意なさってお過ごしください。
安心して暮らせる日々に早く戻れるよう祈っております。
小室哲哉師匠が2018年1月の引退宣言から、2020年7月16日、乃木坂46「Route 246」を発表し、音楽業界に復帰しました。
引退宣言直後から直接「小室くん、辞めるな!」と声をかけ続けてくださった秋元康さんはじめ、乃木坂46の皆さんとスタッフの皆さん、暖かく迎え入れてくださった乃木坂46のファンの皆さまに、感謝を申し上げます。
小室さんと同い年の秋元康さんの熱い友情がなければ、師匠の復帰もなかっただろうと思います。秋元さんと小室師匠とのやりとりを、「Route 246」制作中に間近で見ていたので、楽曲が出来上がってMVを観た時に、涙が溢れました。MicrosoftのBill GatesとAppleのSteve Jobsの友情もそうだけど、なんかこーゆーのって、「ああ友情は素晴らしい」だけで片付けなきゃって、ただ思います。だって、おふたりの間には「友情」しかないんですモン。
どれだけ感謝したって、しきれないけど、秋元康さんに心より、心よりの感謝を申し上げます。
乃木坂46「Route 246」
乃木坂46「Route 246」制作に、溝口和彦くんらとともに、Music Designの一員としてお手伝いさせていただきました。
ボクら「Music Designer」たちは、90年代小室ファミリー大フィーバー時代以前から、小室哲哉師匠の音楽制作のお手伝いをしています。こーやってまた師匠の音楽制作に関われた幸せに、音楽家でいられる喜びに、心躍らせておりました。
制作が始まったのは、非常事態宣言下、4月上旬からだったでしょうか。
秋元康さんから、唯一のオーダーは「小室哲哉っぽく」。
師匠が、ご自分の音楽とその歩みを振り返り、考察して、「Route 246」はじめ数曲を書き下ろしました。どれも素晴らしい楽曲ばかりです。秋元康さんが偉大なプロデューサーだと思うのは、たったひと言「小室哲哉っぽく」と伝えただけで、これほどまでに「小室哲哉っぽい」楽曲が出来上がってくるんだなぁと感じたコトでした。復帰自体はもちろん、楽曲制作の環境や気持ちまでをプロデュース、コントロールしてくださいました。
師匠は見事なまでに「Moog One」を使いこなしました。
「Route 246」の多くのトラックにMoog Oneが使われているけど、この古そうで新しい、とてつもなく複雑難解なシンセサイザーを、器用に乗りこなしていました。「Route 246」イントロに聴こえるシンセサイザーのメロディーはMoog Oneによるモノです。
90年代TKサウンドが好きな方には、Aメロなどで聴こえる「JD800 #53 Piano」のサウンドに胸を熱くされたのではないでしょうか。Rolandから表彰されてもイイんぢゃないかと思うくらい「使い倒した」音色だけど、あの音を聴くとやっぱり「TKサウンドだ」と感じますし、シンセの「いち音色」にあそこまで個性を与えた師匠の演奏が素晴らしかったんだなと改めて思います。
Music DesignerたちのZOOMミーティングを、YouTubeライブで配信するコトにしました。
19年春くらいから「TK NEXT」ってイベントを、ご隠居復帰を待つボクらが開催していました。
いつ復帰しても大丈夫なよう、体制を保てるようにいられるようにと、ライブイベントでした。
コロナ禍でなにもかも進まなくなっちゃってたんだけど、このままぢゃいけないと、先日から有志たちが集っていました。
乃木坂46「Route 246」発表に際しては、Music Designerの枠を超えて、多くの方々がZOOMミーティングに参加、お祝いをさせていただきました。あっ、その配信では酔っ払っちゃってご迷惑をおかけいたしました。大変失礼をいたしました<(_ _)>
これからもMusic Designerたちが、小室哲哉さんの情報・近況や、TK NEXT開催に向けて進捗など、情報発信を続けようと思います。くだらない話しが多いかも知れませんが、おこらずに、お付き合いくだされば幸いです。配信番組に対するフィードバックなどもYouTubeライブ・コメントやFacebookページなどでお知らせください。
Ginza TK NEXT Facebookページ
https://www.facebook.com/Ginza-TK-NEXT-102369994888124
Ginza TK NEXT YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCC6_L4Yf0tDQx1vaOvDkssg
皆さまのごひいきをお願い申し上げます。
…ご隠居ぢゃなくなったなw
なんて呼ぶんだろ。「ご老公様」かなw
まぁ、先生でいいか。
大変な時期だけど、そんな大変な時期だからこそ、この喜びを皆さまと共有したいと思います。
これまで応援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
これからも変わらぬごひいきをくださいますよう、お願いいたします。
よろしくちゃん。
☆ BGM : Route 246 / 乃木坂46
#SAVE THE ARTIST [diary]
新型コロナウイルスの影響で、お仕事がキャンセルになっちゃたり、自粛を余儀なくされてるアーティストやクリエイターさんたちを繋げて、SNSやリモート配信などを使って、活動の場を創り広げる企画をアイドルグループ「notall」と一緒に始めました。
4月後半から毎日、20時から60分間生配信をやっています。
LINE LIVE
https://live.line.me/channels/4262516
これまでのアーカイブはコチラから
https://www.youtube.com/channel/UC3rbDbudauixowbzItJUIxQ
32回目、5月24日(日)の生配信には、大好きな、尊敬する大先輩、木根尚登さんがご出演。
木根さんのお言葉で印象的だったのは、
「相手を思って行動する優しさがコロナ後にも続けばいい」でした。
悪いウイルスが一瞬にして広がったように、優しい気持ちや愛や音楽も、ボクらにはすぐに伝わる「近さ」があるんだとポジティブに明日を語ってくれました。
9月末まで27公演を予定していた木根さんのライブツアー「NAOTO KINE 2727ツアー」も、7月いっぱいまでの公演の中止が発表されていて、8月以降だって予断を許さない状況の中だけど、先を照らすお言葉に心が震えました。
そんな木根さんに、先日#SAVE THE ARTISTご出演、元・こぶしファクトリー「広瀬彩海さん」の歌う曲を作ってもらうことになりました。生放送中の、ムチャブリお願いだったんだけど、快くお引き受けくださいました。
#SAVE THE ARTISTでは「あやかプロジェクト」と題して、広瀬彩海さん、notall・広山楓とともに展開していく予定で、木根さんメロディーがあやかプロジェクトを彩ってくださいます。楽しみです。
#SAVE THE ARTIST 第1弾楽曲、5月25日現在仮タイトル「WE HAVE NO DISTANCE」が間もなく完成いたします。
番組開始当初からご参加のクリエイター、アーティスト、notallとLINE LIVE視聴者の皆さんが創り上げた素晴らしい楽曲になりました。沢山の人たちに聴いてもらって、#SAVE THE ARTISTの取り組みを知ってもらい、ますます多くのアーティストやクリエイターさんたちにご参加いただく、その第一歩になればイイなと思っています。
皆さまのおチカラを拝借できればうれしゅうございます<(_ _)>
STAY HOMEとはいえ、毎日の生配信は結構大変ですw
いろいろなアーティストやクリエイターさんたちの作品に触れていられるのは、とても楽しいコトですが。
コロナ禍収束に向かっているとはいえ出口の見えない音楽業界の中で、まだ新しいエンターテインメントが見つかったワケではないけど、#SAVE THE ARTIST は確実に歩みを進めていると感じますし、明日の音楽のため、微力ながら尽力が報われれば幸いに思います。
がんばりまつ<(_ _)>
BGM : WE HAVE NO DISTANCE(仮)/ #SAVE THE ARTIST
TM Network デビュー35周年記念ベスト・アルバム [diary]
新型コロナウイルスが世界中に大きな影響を及ぼしています。
3月11日にWHO・テドロス事務局長が「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べ、米国の国家非常事態宣言など深刻さが深まって、言わずもがな、日本の音楽業界に立ちこめる暗雲に見通しがききません。
世界は必ずこの困難を克服できると信じつつ、自分のできるコト、辛抱するコトにしっかり務めたいと思います。
3月18日(水)に、TM Networkが、デビュー35周年を記念したベスト・アルバム「Gift from Fanks T」「Gift from Fanks M」を発売。
http://www.110107.com/s/oto/page/fanksbest?ima=4240
Sony Music (Japan)のYouTubeチャンネルにコメントさせていただきました。
18歳くらいの時に小室哲哉さんと出会って、多感な時期をTM Networkのお三方と過ごさせていただきました。今もこうして音楽業界の端くれに暮らせるのはその知見のお陰です。TM Networkの3人と、TM Networkを支えたスタッフの皆さん、そしてなによりTM Networkを長く応援するファンの皆さまに改め感謝申し上げます。
辛い時や困った時、悩んだ時に「戻れる場所」があるのは幸せなコトだと思います。小室哲哉さんが作った音楽が、心のよりどころや読み返す教科書や辞書のような存在であるコトは、ボクにとってかけがえのない財産です。
大好きなTM Networkの楽曲にひたりながら、新しいTM Networkの音楽を、皆さまとともに、ワクワクしながら待ち続けようと思います。ご隠居、よろしくお願いいたします。
終わりのない夢 終わりのない情熱
これからもずっと 走り続けるさ
どんな過去さえも
君と乗り越えてきた
きっとふたりなら
何もこわくはない
We Are Going To,
We Are Going To,
Make A Brand-New Day
「Nights of The Knife」
この時代に生まれて、この場所で暮らしているコトに幸せを感じられるような世界になりますよう心より祈っております。
1日でも早く感染症が収束しますように。
しっかりと睡眠をとって、栄養をとって、ご自愛ください。
☆BGM : Here, There & Everywhere(冬の神話) / TM Network