久保こーじのBUZZ LEAGUE

Pro Tools HD 8.0.3 + Windows XP　[diary] [編集]

サウススタジオPro Tools HDを、7.3→8.0.3にアップグレード。しかも、Macではなく、PCI TDMのまんまWindows XPで。

今までサウススタジオでは、G4 MacでPro Tools HD 7.3を動かしてました。Pro Tools HDは、専用のカードを必要とするんだけど、G4 Macのカードスロットは、ひと世代前のPCIスロット。最新Macは、PCI expressって規格になっていて、G4 MacのPCIカードは、最新のMacぢゃ使えません。

そこで登場なのが、Dell Precision Workstation 650。2004年はじめくらいに、当時60万円くらいで発売されたワークステーションで、まだまだ一般的なパソコンと比べれば性能的には遜色ないし、なによりPCIスロットのPro Tools HDを動かすPCとして、メーカーが保証してるのね。

ただし、動作を保証しているのは、バージョン7.3までのPro Tools HD。8以降は、「動くんぢゃねぇか」と思いつつ、動作保証がないのね。よい子の皆さんの「自己責任」ってヤツ。

「Windowsパソコンの方がMacに比べて音がよい」って感じていてね。正しく表現すると、Winの方が「音の処理が正確」で、音像とか定位とか、細部がクリアになる印象がありました。ただこれは、ネイティブの、CPUベースのソフトウェアで比較した感想で、Pro Tools HDのバヤイ、音の処理の大半はTDMと呼ばれるカードで行われるんで、WinもMacも、同じカードを使えば音も変わらんだろうなぁとも想像していました。

今回のMacからWinへ、Pro Tools HDお引っ越しでは、まずその音の違いを検証しようと思っていました。Mac7.3からWin7.3へ移行して、ね。

・・・が、

時間Nothing To Youでね。
もろもろの作業進行状況や確定申告や・・・(^_^;)

なので、Win7.3をかっ飛ばして、いきなりWin8.0.3へ。G4 Macの7.3から・・・ですからね、差があるのは、音を聴く前から明らかでね。

いくつか問題はあったモノの、Win8.0.3は順調に稼働中。クリッキーに引っ越し作業をお願いしつつ、かたわらつぶやきつつの移行作業は、深夜に及ぶ、長いストーリーでした。

8.0.3は、アクセルカードっていう、ちょっとパワーアップしたカードに最適化されているようで、ボクの持っているPCIノーマルカードでは、若干役不足と非効率な表情を見せています。でもまぁ、Precision650のCPUが速いんで、そっちで十分補える範囲です。

音はずいぶん違います(^_^;)
ただ、どこまでが7.3と8.0.3の違いか、MacとWinの違いかはわかりません。確定申告が済んで時間ができたら検証してみたいと思いますが、以前に比べ、しっかりとした音、正確性を感じる音に変わりました。人によっては、迫力が足りないと感じるかも知れません。

まっ、使い込んでみようと思います。不具合も含め、いろんなコトがわかってくるんだと思います。音楽制作でXPの画面に向かっているのはなんか新鮮で、ちょっとワクワクしながらPro Toolsを使っています。

使用状況など、また改めまして。

☆BGM : HELIGO LAND / MASSIVE ATTACK